十勝岳 · ルート
↘ 十勝岳 — 望岳台ルート
このルートには重大なバックカントリーの危険があります。表示する斜度と ATES は計画用の推定であり、当日の安全やグループとの適合を判定するものではありません。
出典:国土地理院(標高タイル dem5a + DEM10B を加工して作成)斜度 · profile
← 距離 15.5 km →
区間ごとの地形(データ表)
| % | m | 斜度 | 斜面方位 |
|---|---|---|---|
| 0% | 933 | 24° | E |
| 3% | 982 | 25° | N |
| 6% | 1052 | 15° | W |
| 10% | 1114 | 22° | NW |
| 13% | 1230 | 31° | NW |
| 16% | 1310 | 37° | W |
| 19% | 1407 | 32° | NW |
| 23% | 1455 | 34° | N |
| 26% | 1480 | 47° | NE |
| 29% | 1428 | 48° | NW |
| 32% | 1497 | 49° | S |
| 35% | 1674 | 42° | N |
| 39% | 1869 | 56° | NW |
| 42% | 2049 | 51° | W |
| 45% | 2002 | 56° | E |
| 48% | 1958 | 56° | SW |
| 52% | 1877 | 34° | S |
| 55% | 1798 | 25° | SE |
| 58% | 1819 | 33° | W |
| 61% | 1908 | 36° | SE |
| 65% | 1977 | 25° | E |
| 68% | 2002 | 39° | NE |
| 71% | 2013 | 39° | NW |
| 74% | 1841 | 28° | NW |
| 77% | 1786 | 40° | NW |
| 81% | 1735 | 36° | N |
| 84% | 1552 | 39° | NW |
| 87% | 1392 | 40° | W |
| 90% | 1271 | 22° | NW |
| 94% | 1148 | 19° | N |
| 97% | 1075 | 21° | W |
| 100% | 1012 | 25° | N |
ルート解説
【最重要・規制】十勝岳は活火山です。気象庁は2026年9月12日09:30に噴火警戒レベル3(入山規制)へ引き上げ(2026-09-12 現在継続)、火口から概ね3kmの範囲では大きな噴石に警戒を呼びかけています。山頂そのものがこの範囲の内側にあるため、望岳台からのこのラインは現在、全体がクローズです。下部だけを歩ける区間として扱わないでください。道道966号(望岳台ゲート〜十勝岳ゲート)は2026年9月12日から通行止め(解除未定、上富良野町観光協会 2026-09-14)。以下に残した『規制圏』『1300m以上』の記述は、レベル2当時(2026年6月〜9月11日)の1.5km規制の記録であり、現行の立入可否を示しません。本サイトは新しい規制境界を描画していません。出発前に必ず最新のJMA火山情報とJAN(日本雪崩ネットワーク)道央のブリテンを確認してください。
望岳台ルートは美瑛・白金側、標高約930mの望岳台駐車場(142.6499E, 43.4476N)を起点に、北西面(アスペクトNW)を山頂方向へ詰める本来は標高差約1140m・片道約16kmのラインです。最大斜度は約57°と記録されますが、これは火山壁の短い急斜面を含む数値で、スキンライン全体の傾斜ではありません。レベル2当時(2026年6月〜9月11日)は、おおむね標高1300mより下の開けた泥流(マッドフロー)・スコリア扇状地までが行動範囲として記録されていました。これは当時の記録で、レベル3の現在は下部を含めこのライン全体に立ち入れません。
その下部の扇状地も平易な地形ではありません。森林限界より上は、風で磨かれた一様な火山礫の斜面が広がり、目印が極端に乏しく、ガス・地吹雪の中では深刻なホワイトアウトに陥ります。ここは1926年(大正15年)の大正泥流(ラハール)の発生源にあたる地形でもあり、火山と雪崩の双方の地形であることを念頭に行動してください。十勝岳岳避難小屋(十勝岳ヒュッテ)が中腹の目安となります。
【火山特有の危険】火口に近づくほど、火山特有のハザードが顕在化します。地熱で薄い積雪が溶け、その下に見えない蒸気の空洞(隠れた穴)が生じていることがあり、踏み抜くと熱傷や転落につながります。火山ガス(SO2・H2S)が風下や窪地に滞留し、無色・無臭でも急性中毒の危険があります。山頂・火口付近の地表は約300℃に達する場所があり、近づくこと自体が致命的です。これらは規制が敷かれている直接の理由です。
【滑走時の注意 — アスペクトとホワイトアウト】十勝岳をはじめとするこの一帯の火山コーンは、上部がどの方向にも似た無特徴な斜面で、フラットライト(曇天やガスで陰影が完全に消える状態)では、登ってきた北西面と別のアスペクトを取り違えて滑り込みやすく、これは毎シーズン繰り返される典型的な事故です。コンパス/GPSで降下方位を必ず確認し、視界不良時は無理に滑らないこと。
ここは管理された斜面ではなく、活火山であり、かつ全行程が雪崩地形です。本ルートは推奨ではなく、地形と規制状況の説明として読み、安定性評価・規制確認・各自の判断のうえで行動してください。
アクセス・後勤
【登山口・駐車】美瑛・白金側、標高約930mの望岳台駐車場(142.6499E, 43.4476N)が起点。冬期は除雪状況により利用可否・駐車範囲が変わるため、現地の最新情報を確認のうえ計画すること。
【規制の確認(必須)】十勝岳は噴火警戒レベル3(入山規制・2026年9月12日引き上げ、2026-09-12 現在)。火口から概ね3kmで大きな噴石に警戒(JMA)。山頂はその内側で、望岳台からのこのラインは全体が閉鎖。『1300m以上で規制圏に入る』はレベル2当時(2026年6月〜9月11日)の1.5km規制の記録。道道966号は2026年9月12日から通行止め(解除未定)。出発前に必ず気象庁(JMA)の火山情報で規制範囲・レベルの最新状況を確認すること。レベルや規制は変動し得る。
【アクセス】美瑛・白金温泉方面から望岳台へ。冬期は路面凍結・積雪が前提で、四輪駆動+冬タイヤなど相応の装備が必要。公共交通は便数が限られるため事前確認を推奨。
【行動範囲】レベル2当時(2026年6月〜9月11日)は、おおむね標高1300mより下の開けた泥流・スコリア扇状地までが行動範囲として記録されていた。レベル3の現在、このラインは全体がクローズで、下部も含めて立ち入れない。
【下山後】美瑛・白金温泉エリアに温泉・飲食店が点在する。営業状況・時間は季節により変動するため、現地で確認のこと。
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Hokkaido Wilds · Rob Thomson — HokkaidoWilds.org · CC BY-SA 4.0
計画補助です。判断ではありません。必ず当日の公式雪崩情報を確認し、現地で判断してください。
ルートデータ出典: Rob Thomson — HokkaidoWilds.org · CC BY-SA 4.0 · ↓ GPX ダウンロード