十勝岳 · ルート
↘ 十勝岳 — 安政火口
このルートには重大なバックカントリーの危険があります。表示する斜度と ATES は計画用の推定であり、当日の安全やグループとの適合を判定するものではありません。
出典:国土地理院(標高タイル dem5a + DEM10B を加工して作成)斜度 · profile
← 距離 4.7 km →
区間ごとの地形(データ表)
| % | m | 斜度 | 斜面方位 |
|---|---|---|---|
| 0% | 1270 | 41° | W |
| 3% | 1288 | 42° | SW |
| 6% | 1294 | 11° | N |
| 10% | 1303 | 17° | NW |
| 13% | 1321 | 23° | NW |
| 16% | 1340 | 24° | NW |
| 19% | 1361 | 33° | W |
| 23% | 1393 | 32° | W |
| 26% | 1418 | 43° | SW |
| 29% | 1417 | 50° | S |
| 32% | 1432 | 35° | W |
| 35% | 1453 | 29° | NW |
| 39% | 1482 | 36° | NW |
| 42% | 1532 | 45° | NW |
| 45% | 1627 | 45° | NW |
| 48% | 1546 | 40° | N |
| 52% | 1488 | 30° | NW |
| 55% | 1455 | 30° | N |
| 58% | 1431 | 50° | W |
| 61% | 1420 | 42° | S |
| 65% | 1464 | 38° | SW |
| 68% | 1537 | 47° | SW |
| 71% | 1581 | 46° | S |
| 74% | 1510 | 36° | S |
| 77% | 1469 | 30° | SW |
| 81% | 1426 | 36° | W |
| 84% | 1386 | 27° | W |
| 87% | 1347 | 24° | W |
| 90% | 1327 | 20° | W |
| 94% | 1306 | 11° | SW |
| 97% | 1295 | 38° | NW |
| 100% | 1290 | 38° | SW |
ルート解説
【まず規制の確認を】十勝岳は活火山で、気象庁は2026年9月12日09:30に噴火警戒レベル3(入山規制)へ引き上げました(2026-09-12 現在継続)。火口から概ね3kmの範囲では大きな噴石に警戒が呼びかけられています。安政(ヌッカクシ)火口の谷はトラックの最接近点で62-2火口から約1.7kmと記録されており、この範囲の内側にあたります。起点の十勝岳温泉登山口は使用禁止です(かみふらの十勝岳観光協会 2026-09-12)。谷も起点も現行の範囲の内側にあたるため、本ルートは現在クローズです。以下に残した『公表規制圏の外側』『1.5km』は、レベル2当時(2026年6月〜9月11日)の記録であり、現行の立入可否を示しません(当時の境界は谷の上部に近いと記録されていました)。現行のJMA規制は過去のルート記録より常に優先します——出発前に必ず最新のJMA火山情報を確認してください。
【ルート概要】安政火口(約1450m)は十勝岳温泉の凌雲閣の東、上ホロカメットク山(1920m)西面の岩壁に囲まれた谷の最上部で噴気を上げる活動的な地熱地帯です。標高約1270mの除雪された駐車場から入るため、少ない登高(累積約500m・約5km・4時間前後)でアルパインの複雑な地形に届きます。特定の一本を滑るルートではなく、谷の両側と谷頭のボウル・ガリー群を条件に応じてラップする『探索型』のゾーンで、最大斜度は約57°(短い岩壁沿いの急斜部)、中央値約27°です。降雪後の風の弱い日には、コンパクトで比較的保護された急斜面が連続します。
【行き方】凌雲閣脇の公共駐車場から夏道沿いに高みを保って東へ。ヌッカクシ富良野川を渡る地点から谷沿いに東へ詰めると『火口』——実際には噴気を上げるガリー状の窪地——に至ります。帰路は往路を戻します。
【この谷固有の危険】(1) 火山ガス:安政火口は活動的な噴気地帯で、SO2/H2Sは無色・無臭でも窪地や谷底に滞留し、風のない日は危険濃度になり得ます。噴気孔や窪みに立ち入らない・風上を保つこと。(2) 岩壁からの落石・雪庇:谷は上ホロカメットク西壁の岩と雪稜に囲まれ、冬期登攀の対象になるほどの急峻な壁からの落石・氷塊・雪崩が谷底に達します。(3) 地形の罠:谷底・ガリーは堆積地形で、小さな雪崩でも深く埋まります。2026年3月にはこの安政火口・三段山方面でサイズ2のウインドスラブによる完全埋没事故が発生しています。(4) 全域がアルパインで、コンディション依存性が非常に高いゾーンです。
【ナビゲーション】規制以前は視界の良い日に入る谷と記録されていました。ガスや地吹雪では岩壁と噴気に囲まれた袋小路で方向を失いやすく、谷の上部で東へ詰めるほど火口に近づきます。GPS+コンパスで確認し、JMA火山情報とJAN道央雪崩情報を必ず出発前に確認してください。推奨ではなく地形の説明です。
アクセス・後勤
【規制の確認(最優先)】十勝岳は噴火警戒レベル3(入山規制・2026年9月12日引き上げ、2026-09-12 現在)。火口から概ね3kmで大きな噴石に警戒(JMA)。安政火口の谷(最接近点約1.7km)はその内側。起点の十勝岳温泉登山口は使用禁止。出発前に必ずJMA火山情報で最新のレベル・範囲を確認。現行規制は過去のルート記録より常に優先します。
【起点・駐車】凌雲閣(十勝岳温泉、約1270m)隣接の大きな除雪済み公共駐車場。ここが北海道でも有数の高所トレイルヘッドで、登高を抑えてアルパインに入れます。
【アクセス】上富良野から十勝岳温泉への道道で終点まで。冬期は路面凍結・積雪前提、公共交通は限られるため車が現実的。
【雪と装備】全域アルパインでコンディション依存。ビーコン・ショベル・プローブ必携、ガリー・谷底の地形の罠を常に意識。JAN道央雪崩情報(週3回)を確認。
【下山後】凌雲閣(十勝岳温泉)、カミホロ荘、白銀荘など、北海道屈指の湯が並ぶエリアです。営業時間は現地で確認を。
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Hokkaido Wilds · Rob Thomson — HokkaidoWilds.org · CC BY-SA 4.0
計画補助です。判断ではありません。必ず当日の公式雪崩情報を確認し、現地で判断してください。
ルートデータ出典: Rob Thomson — HokkaidoWilds.org · CC BY-SA 4.0 · ↓ GPX ダウンロード