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⛰ 北海道バックカントリー

羊蹄山 Mt Yotei · ルート

↘ 喜茂別コース

標高差1574 m 距離10.4 km 最大斜度50° 斜面方位E · SE 地形分類(自動・公式ATESではない)コンプレックス

⚠️ 羊蹄山のルートはすべて上級者向けの複雑な雪崩地形です(最大斜度およそ37〜47°)。初めてのツアーや無ガイドのAST-1パーティ向きではありません。

斜度 · profile

1893 m 1106 m 319 m

← 距離 9.7 km →

区間ごとの地形(データ表)
%m斜度斜面方位
0% 322 10° N
3% 334 NE
6% 357 SE
10% 389 13° SE
13% 427 14° SE
16% 477 19° SE
19% 519 23° E
23% 580 21° SE
26% 667 43° E
29% 771 46° E
32% 888 46° NE
35% 1026 32° E
39% 1167 34° SE
42% 1325 41° E
45% 1509 48° E
48% 1695 45° SE
52% 1884 46° SW
55% 1781 48° SE
58% 1587 41° SE
61% 1391 41° E
65% 1222 34° SE
68% 1068 30° E
71% 933 46° E
74% 809 42° E
77% 698 40° SE
81% 605 18° E
84% 535 23° E
87% 486 14° SE
90% 437 13° SE
94% 397 SE
97% 364 SE
100% 338 E

📖 ルート解説

喜茂別ルートは羊蹄山を南東面から登る、標高差約1,574mの長大なラインで、火口縁直下までほぼ一貫して標高を稼ぐ。

【約319m・登山口/林道入口】 駐車地点となる林道入口からスタートし、しばらくは緩い林道・防火帯沿いに高度を上げる。序盤は傾斜が穏やかで、雪面が締まっている朝は歩きやすいが、その分、距離は長い。

【林道終点〜約700m・急登の始まり】 林道終点を過ぎると地形が立ち上がり、「700m地点(急登)」とされる区間に入る。ここから上は森林限界に向けて樹間が開き、斜度が増していく。トレースを直登気味に取ると一気に高度が稼げるが、その分、雪崩斜面に身を置く時間も長くなる。

【ガリー注意】 南東面には複数の谷地形(ガリー)が走っており、トラック上には『この谷に入らない』と明示された地点がある。視界不良時やラッセル回避でつい引き込まれやすいが、こうした谷地形は積雪・吹き溜まり・流下の集中点であり、トラバースや滑降で安易に入らないこと。

【約1,300m・多くがここから滑降を開始する地点】 森林限界を抜けると、羊蹄山特有の遮るもののない円錐斜面が広がる。ここが『多くの人がここから滑り出す(1,300m地点)』とされるポイントで、山頂まで詰めず、この高度で滑降に転じる選択が現実的に多い。上部はより急峻で風雪の影響を強く受けるため、ここを一つの判断点と考えるとよい。

【約1,700m〜・アイゼン/スキーアイゼンを要する帯】 1,300mより上はクラスト・シュカブラ・硬い吹き付け雪が増え、『アイゼン/スキーアイゼンが必要になり得る』と記された帯に入る。最大傾斜は実測で約50°に達する箇所があり、東〜南東に開けた面は朝の冷え込みでアイシーになりやすい。シールが効かなくなったら早めにスキーアイゼンへ、さらに不安があればツボ足・アイゼンへ切り替える判断が要る。

【約1,893〜1,898m・火口縁/山頂】 詰め上げると火口を抱く羊蹄山の頂稜・火口縁(約1,898m)に出る。山頂部は遮蔽物がなく、風が極めて強く、地吹雪・ホワイトアウトが日常的に起こる。火口縁は雪庇・急な内壁を伴うため、縁への接近は慎重に。

【滑降・最重要の注意】 羊蹄山は独立した円錐峰で、上部はどの方向もよく似た無特徴な斜面が全方位に落ちている。フラットライト・ガス・地吹雪の中では、登ってきた東〜南東面と隣の面を取り違え、別アスペクトの谷へ滑り込む事故が起きやすい。標高に応じた進路の確認(コンパス/GPSでの方位確認)を怠らず、上部の急斜・ガリー・1,300m以下の樹林への入り方を一つ一つ確認しながら高度を落とすこと。ここは管理された斜面ではなく、全行程が雪崩地形である。

難易度(4軸 / 5段階)
体力 · 4/5
技術 · 3/5
雪崩リスク · 4/5
ナビ · 4/5

🚗 アクセス・後勤

【登山口・駐車】 喜茂別側、標高約319mの林道入口が起点。冬季は除雪状況により入れる位置が変わるため、路肩・除雪スペースに駐車することになり、通行や除雪の妨げにならない停め方を。

【アクセス】 羊蹄山の南東側、喜茂別町からのアプローチ。国道沿いから山側へ入る林道入口が起点となるが、冬季は除雪終点が日によって異なる。公共交通は限られるため、基本はマイカーやチャーターでの来訪となる。最新の道路・除雪状況を事前に確認すること。

【滑降開始点】 山頂まで詰めない場合、『1,300m地点』が多くのパーティの滑降開始点として知られる。上部の急斜・アイス・強風を踏まえ、ここで引き返すか詰めるかを判断するとよい。

【下山後】 ニセコ・倶知安・喜茂別など羊蹄山麓の各町に温泉・飲食店が点在する。営業日・営業時間は季節変動があるため、現地で確認を。

📍 羊蹄山の現地メモ

📋 トリッププラン

🏔 地形(自動)

地形分類(自動・公式ATESではない)コンプレックス
斜面方位E · 110°高山帯3191893 m最大斜度50°斜度 (med)25°

斜度からの推定値です。正式な ATES 評価ではありません。

🌡 今日のコンディション

すべて推定値です。公式の雪崩情報・気象情報を優先してください。

⚠️ 雪崩情報(必読)

当日の危険度と雪崩バラ(方位/標高)は公式情報で確認してください。

📝 出発前チェックリスト

🗺 Hokkaido Wilds · Rob Thomson — HokkaidoWilds.org · CC BY-SA 4.0

🎥 山のまこちゃん · 動画レポート

ルートデータ出典: Rob Thomson — HokkaidoWilds.org · CC BY-SA 4.0 · ↓ GPX ダウンロード